<和歌山県としての活動>


○子どもたちの夢・憧れづくりとスポーツの振興

 世界の超一流のサッカー選手のプレーを真近で見ることができる。また、その選手たちと同じピッチ立って、触れ合い、実際にキックの仕方や動き方等を教えてもらう。この感動は、生涯忘れられない思い出となることでしょう。
 そしてキャンプ受け入れにより高まったスポーツ熱を、スポーツ全般の振興につなげたいと考えます。
○ホスピタリティの向上
 キャンプを行う国のサッカー関係者はもとより世界中から多くの報道陣や観光客・サポーターが本県を訪れます。この方々を県民みんなが心から歓迎し、おもてなしをする。単に国際的イベントだから協力するというのではなく、ボランティアとして、自らの意識の向上や地域活性化への参加といった意識を持っていただき、このとき形成したボランティアのネットワークや人材、そしておもてなしの心を今後の県政の活性化につなげたいと考えます。
○「和歌山県」を世界に発信する
 ある調査で前回フランス大会の時に新聞紙面に「エクスレバン」が、150回以上掲載されたとありました。また、大会期間中は、毎日必ず「エクスレバン」が国内のテレビで放映されていました。
 これまで日本では、無名に近かったエクスレバン市が、逆に最も有名なまちに生まれ変わりました。
 本県でもPR用のビデオやパンフレットを世界27カ国に送付しており、既にキャンプが決まったデンマークのサッカー協会の公式ホームページには、「WAKAYAMA」を紹介する文章が載せられています。
 大会期間中には、大勢の報道関係者が来県し、豊かな自然・文化など本県の魅力を全世界に発信してくれることでしょう。
 また、特にデンマークに対する歴史・文化・スポーツなどに理解を深め、将来にわたる様々な分野で交流活動を推進したいと考えます



○波及効果
 短期的には、国内外から多くの観光客やサポーターが本県を訪れることによる経済・産業振興効果が見込まれます。
 しかし、数字では表せない社会的効果、例えば、招致活動から受け入れまでの県全体の取り組み、キャンプを運営した県民の達成感、ワールドカップキャンプ地としての実績、キャンプ国との継続的な交流等は、本県にとって計り知れない貴重な財産になるものと考えます。